【新酒発売】マスカット・ベーリーA2021発売です!
昨日12月10日(金)より、マスカット・ベーリーA2021の販売を開始しました。サイズは720ml瓶と一升瓶の2展開です。しっかりとした色調とチェリーの香りも特徴な飲み心地良い赤ワインとなりました。
ゴールドワイン マスカット・ベーリーAとは
ゴールドワイン マスカット・ベーリーAは新巻葡萄酒の自社畑で栽培したマスカット・ベーリーA種100%で醸造した赤ワインです。自社畑は全て山梨県笛吹市一宮町の新巻地区内に位置しています。マスカット・ベーリーAの畑は粘土質土壌となっています。
ヴィンテージ2021年の様子
2021年は春先から暖かい気候が続き、異例の早さで「ほう芽」がスタートしました。普段より2週間は早かったと記憶しています。このまま早い生育が続くかと思われましたが、開花前は例年より低温で推移し開花までに時間を要しました。梅雨に入ると連続降雨日が長い期間が続きました。これにより、山梨県では晩腐病の感染リスクが高まり、病気の対策に追われました。早い梅雨明けを迎えると、その後は猛暑日続きです。デラウェアや巨峰、ピオーネような収穫時期の早いブドウ品種は成熟が一気に進み、収穫も1週間ほど前倒しとなりました。8月に入ると今度は長雨です。ただし、気温も同時に低下したため黒ブドウの着色が促進される結果となりました。8月後半から9月末までは比較的安定した、例年より冷涼な天候が続き収穫を待つ必要がありました。収穫は10月2日と、山梨県の峡東地域のマスカット・ベーリーAとしては遅い収穫となりました。
今年も降り出せば長い雨となりましたが、病気はほとんど見られず熟度も十分なマスカット・ベーリーAとなりました。収穫量も十分なため、一升瓶もたくさん用意しています。
マスカット・ベーリーA2021の特徴
しっかりとしたガーネット色。穏やかながらイチゴやラムネ、ジャムの香りに加えて、今年は時間とともにサクランボ様の香りも感じられるようになります。味わいはふっくらして滑らかで多少タンニンも感じられます。そして何より2021年は瑞々しい飲み心地のあることが特徴です。旨味・酸味もありとてもバランスよく仕上がりました。
マスカット・ベーリーAはイチゴなどの甘いベリー香が特徴的で食事に合わないのでは?と思われることもあるかもしれません。しかし、日本食では砂糖を使う機会も多く、日々の食事によく合います。肉じゃが、照り焼き、すき焼き、甘さのあるタレを使用したチキンや鴨にもよく合います。最近では業務スーパーなどでも鴨が手に入りやすくなっています。ぜひ試してみてください。